日本の会社も捨てたもんじゃない!海外で働く前に日本を見て!〜うちの会社で実行していること〜

ニュースを見ていると、年金問題、少子高齢化問題、資源問題、環境問題に異常気象とか問題ばかりで、

「日本から出ていきたい」

みたいな風潮が広がっている気がします。

というかそういう誘導?

ブログとかTwitterとかでも

「日本の会社ってブラックばっかではよ海外出よ」

みたいな海外至上主義の人の意見をよく見かけるので今回はそんな意見に一石を投じるべく、日本で生き、日本で働くことを選んだ男の今を書きたいと思います。

いい会社って何なのか、2019年現在うちの会社が実行していることをまとめました。

 

営業ノルマなし

うちは保険の会社ですが、保険でノルマが無いのはうちくらいかもしれません。数字ばかりで大切なものを見失う会社が多いのでノルマはありません。

歩合給なし

歩合給ってもちろんもらえれば嬉しいんですが成績を競って足の引っ張り合いをしちゃうんですよね。契約取った人がエラいなんて誰も思っていません。みんなの力です。みんなで売上上げてみんなで分配しようというスタンスですね。

サービス残業なし

残業するなら事前に会社に申請をしなければなりません。もちろん時間外なので残業代も出ます。形だけではなくサビ残をしている社員は誰もいません。

土日出勤なし

土日はお休みです。仮に土日出勤したらワタシがその人にうるさく言って代休取らせます。下がやりづらくなるのは目に見えていますので。

ボーナス年2回支給

査定と前後するので本来はおかしいんですが1年目から出ます。

完全禁煙

会社内で吸う場所もないですし吸う人もいません。

上司にタメ口

世界一風通しのいい会社を目指しています。家族みたいな雰囲気です。悪い報告もすぐできるので楽です。

しんどかったら散歩行ってもいい

営業出てるとカフェ入ったり、車の中で少し寝たりしますよね。それを社内事務でもやろうというルールです。生産性上がらなきゃ仕方ないですよね。ワタシは事務作業が多いので眠くなったら立ち上がっておしゃべりしてます。散歩してもいいルールにしています。

ケータイ触ってもいい

自分でもよくあったんですが、彼女とケンカしてケータイが気になって仕事にならないみたいな時は気軽に連絡取ってねというルールです。暇つぶしはダメですよ。(笑)

 

一応会社なんで。

付き合いの飲み会なし

うちはそもそも家族的な会社なので断りづらいとかあんまりないんですが、この時代なのでアルハラには厳しく取り締まっています。ワタシはお酒好きですが。

そもそも部下の残業に厳しい

定時過ぎても残っている部下がいると上司から檄(げき)が飛んできます。プライベートを犠牲にしてまでやる仕事なんてほぼありませんからね。

各個人のロッカーあり

プライベートも確保されています。

社長は女性

トップが女性なのは大きいですね。世間の流れにも敏感なので話がしやすいです。

休憩室あり

静かで誰にも邪魔されないソファのある部屋が休憩室として利用可能です。

会議では全員が発言

これはくだらない会議時間を減らし、発言しなかった人からの後出しジャンケンを防ぐためにワタシが言い出したことです。会議って意見が出ず、時間だけが過ぎていくことが多いと思います。

営業と事務は公平

よくある会社の雰囲気として『営業がエラい、事務はサブ』みたいな風潮がありますが、うちは営業の動きの管理を事務が完璧にやることで、地位の向上に成功しました。事務の長が一番偉そうにする、みたいなのとも違います。

有給休暇は毎月とる

就業規則の範囲で普通に休んでます。5連休以上は別途申請が必要なようですが、東京オリンピックで10連休取るとか言っている部下もいるくらいです。

副業もOK

そもそも副業がダメなのって何ででしょう。本業に差し支えたり、やる気が無くなったり、株やFXなんかで債務を抱えるリスクがあったり。うちも一応会社への報告は必要なんですが、副業を禁止していません。ワタシもブログやってます。

給料は平均よりは高い

これは少し謙虚にしてみました。給料はみんなで売上あげてみんなで分けようのスタンスから来るものなので一概に言えませんが、とりあえず入社してから4年間ずっと上がってます。それも最近では同い年の中ではトップの給与水準です。

産休も育休も取れる

子どもが今年の12月に生まれるのでその報告と育休の相談をしたところ、『山Dくんには後悔してほしくない、パートナーがしんどい思いしてる時になんで一緒にいて支えてあげられないのか、そんな思いはしてほしくない』と上司は言ってくれました。過去育休を取った男性社員もいます。復帰後に居場所が無いとかくだらないこともありません。

飲み会代は会社持ち

業界的にも飲み会は多いので月1回くらいはあります。財布を出したことは一度もありません。当たり前と言えば当たり前ですね。みんなで稼いでみんなで使ってるので。

ランチは上司が払う

これは『お金ない新入社員にランチくらいは美味しいものを』という想いで始まり、今も一緒に食事をする時は一番上が払う慣習になっています。下の子に希望を持ってもらうことを特に大事にしています。下の子も一応は「ごちそうさまでした」と言ってくれています。

悪い顧客とは取引しない

これは実は一番大事かもしれません。社員を無理を強いるなどwin-winでない顧客との契約は断ります。だから会社にも信頼があります。悪い法人顧客の本社まで上司が行って「そちらとはもう取引しません」と言ってくるみたいな事が過去に何度かあります。

 

精神性と仕組みを入り混じって書いてしまいましたが、これらはすべて事実で、こういう会社もあるということです。

そもそも海外で仕事する理由って何だっけ?

日本で働くのは嫌、海外で働きたいという人の意見でよく見かけるものをあらためて洗い出してみました。

スーツが嫌だ

ほうほう、海外はスーツ着なくていいんだっけ?なんだかすごいイメージです。

こちらの記事によると、日本のスーツ着用率はインド、韓国、イギリスなどの国より低く、フランスやイタリアと大差ないです。

https://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-16655720100805?sp=true

業種的にサービス業が目立つため、真夏に背広を着てネクタイまでしている営業マンをイメージしやすいのかもしれません。

現在ではクールビズも施行され、フリーランスで働く人も増えてきているのでだいぶスーツスタイルは緩和されてる感があります。

チップを含めると給料が高い

海外は給料高いみたいな冗談を言う人もいますね。チップがある国では彼らはそこから税金を払うので額面だけでは比較できないですね。

アメリカはカナダなんかと違い、チップも最初から税額に見込まれているのでチップがもらえないとむしろ自腹でチップ分の税金を納めないといけないです。(サービス業など)

それぞれの国ごとに働く難しさがあります。

遅刻に甘い

それっていいことですかね。イタリアのビジネスマンはイタリア人ばかりが遅刻して現地で働く日本人は定時に来ると聞いたことがあります。

国の問題ではないです。

セクハラが横行している

これはスマートさについての記事でも書いたんですが、日本人ってルール違反をする人に何も言わないですよね。

だからセクハラが無くならないんだと思います。

特に女性の被害の場合は男性が声をあげないとどんな会社でも無くなりません。

ワタシは男ですけど会議の場で『女性にだけお茶出しを頼むのは差別だ』と発言したことがあります。

周りはピンとこない顔をしていましたが、要はそこに問題意識を持ち発言するかどうかです。

副業しようと考える前に

ワタシは副業賛成ですし、すでにしていますのでちょっと矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、副業なんてしなくても収入を増やす(給与を多くもらう)方法はあります。

海外をめっちゃすすめる人の中にはブログや海外関連の書籍、その他メディアで収益を得ている人も多いです。

拠点だけ海外でお金は日本の会社などからもらっているのは海外進出と言えるのか。しかも税金の大半を日本に払わないという始末。

税金を払いたくないから海外に住むなんてひどいみたいな事を書こうかと思ったのですが、調べたらどうやら日本に住んでいなくても日本に払う税金が多いみたいなのでやめておきます。

とにかく『日本は衰退している』みたいな事を言う人は自分自身が衰退させていることに気付いた方がいいと思います。

 

正直に言いますと海外で働くことを勧めている人の多くが口にする事は就職する前に分かったであろう事ばかりです。

学生時代いかに本を読まなかったか、自分の人生について必死に考えなかったかということを露呈しているようにしか見えません。

ワタシは今の会社で役員ではないですが、新入社員や派遣の面接を担当していますし、社長と経営についての話をたくさんします。

新卒でアパホテルで働いていた時もそうでした。

支配人とはもちろん社歴も年齢も立場も違いましたが、

『どうやったら会社が儲かるのか』について徹底的に論議しました。

そういう感覚で仕事しているともう仕事なんて楽しくてしょうがなくなってきます。

それでも残業はしません、仕事が好きとか言うとサービス残業ばっかりしてると思われるんですが、僕の残業は週4時間切ってます。

短い時間でも成果はあがるし、就業時間内でやる事はやっているので残業する気にはならないです。

 

いい会社の選び方

仕事って経営的な挑戦とか分析の積み重ねなのに日本の会社に文句を言う人はそういうことをやってきてないから給料も上がらないし、評価されないんだろうなーと単純に思います。

じゃあ日本のどの会社でも上記のようなことができるか、と言えばそうではありません。

会社選びはめっちゃ大事です。

アパホテルを辞めた経験から転職関連の相談をされることが多いんですが、そこから学んだことの一部をご紹介します。

この人と一生働きたいと思う人に何が何でも付いていく

ワタシはこれに尽きると思っています。

尊敬できる人と同じ環境に身を置くのです。

その人がなぜこの環境を選んだのかを考え、ロールモデルとして徹底的に真似します。

譲れない条件を簡単に妥協しない

ワタシは転職の面接の最中に、何度も

『あ、ワタシのやりたい事と違う』っていうことと遭遇しました。

妥協は必要なんですが、上記の条件のような事でこだわりがあるならどんなに時間がかかっても絶対に譲るべきではありません。

探せば絶対いい会社はあります。

よく面接の時に交渉をしようとする人がいますが、その場だけの口約束なんて信用してはいけません。

人を見る眼を養う

面接官にしても代表者にしても基本的には嘘のない程度に良い事しか言いません。

「この人なら信じてみてもいい」という人をたくさんの人の中から見つけ出す必要があります。

めちゃくちゃ当たり前の事を言っているようですが、個人的にはすごくたくさんの人と会って話をすると自然となんとなく『分かる』ようになると思います。

まとめ

 

日本の会社は嫌だと思う人は、おそらく日本の会社にある独特の空気感(上司の命令は絶対、お客様の言うことには逆らわない、みんな同じじゃなきゃダメ)みたいなものに抗うのが疲れたという人が多いんじゃないかと思います。

でも日本の会社はすごく都合のいいシステムなんです。

なぜなら大きな失敗をしなければ少しずつ給料も役職も上がっていくから。

『自分は仕事が出来ると思っている人』はガンガン進言した方がいいです。

そうでなければあなたの価値は伝わらないです。

もっと会社を利用して、大きなミスをせずじっくり準備すればいい。

独立でも何でもすればいいけど、海外とか副業とか口にするにはまだまだ早い段階の人が多いと思います。

まだまだ仕組みもこれから整備するっていう会社が多い中、『社内整備請負人』みたいな感じで働くのもいいんじゃないかと思います。

ではまた!